サプリで失敗しないために!自分に足りない栄養を知る方法

オーソモレキュラー



こんにちは、看護師nです。


みなさんはサプリメントを飲んでいますか?

「ビタミンCは美容にいい」、「最近疲れやすいから亜鉛サプリが良さそう…」と、何となくのイメージで選んでいる方も多いのではないでしょうか。


でも、あなたの体には、本当にどの栄養素がどれくらい足りていないのか、実際のところはわからないものです。


サプリメントを買う前に、「自分の体に必要な栄養を知る」ことが、実はとても大切なんです。もしかしたら、その不調の原因は栄養不足ではなく、他の理由があるのかもしれませんしね。



さらに、栄養解析検査(栄養ドック)を受ければ、サプリメントが必要かどうかの判断だけでなく、体の不調の原因や、病気の早期発見にも役立つことがあります。
今回は、この栄養解析検査について詳しく説明していきます。あなたに本当に必要な栄養について、少し考えてみませんか?



血液検査でみえる栄養状態





栄養状態を調べる方法は、実はたくさんあります。「血液検査」「尿検査」「毛髪ミネラル検査」など、聞いたことがある方も多いかもしれません。
これらを組み合わせることで、自分の体の栄養バランスや健康状態をより詳しく把握できます。




栄養状態を調べる主な検査方法

検査方法概要
血液検査血中のビタミン、ミネラル、タンパク質などを調べ、栄養バランスや健康状態を総合的に把握します。
尿検査尿中のビタミンやミネラルの排出量を確認し、特にビタミンB群やマグネシウム、カルシウムの不足や過剰を把握できます。
毛髪ミネラル検査毛髪に含まれるミネラルや有害金属の濃度を調べ、長期間の栄養状態や有害物質の蓄積を確認します。
爪分析爪のミネラル成分を調べ、カルシウム、マグネシウム、亜鉛などの長期的なミネラルバランスを評価します。
唾液検査ストレスホルモンや免疫に関連するホルモンバランスを評価し、栄養状態への影響を確認します。
皮膚・皮下脂肪測定ビタミンDなど脂溶性栄養素を皮膚や皮下脂肪から測定し、体内のビタミン状態を把握します。
機能性検査(マイクロニュートリエントテスト)細胞機能を分析し、特定のビタミンやミネラルが体内でどの程度活性しているかを確認します。





え! 「こんなにたくさん検査があるの?」と思った方もいるでしょう。
確かにいろいろな検査がありますが、最初は「血液検査」「尿検査」から始めるだけでも十分です。



毛髪や爪の検査も役立つものではありますが、体内に含まれる成分の割合で考えると、毛髪や爪は全体のたった5%しかありません。


成分割合
水分60%
タンパク質20%
脂質約10~15%
ミネラル5%(体重60kgの場合)




それに比べて、体の約60%を占める水分、そして約20%を占めるタンパク質は、健康に与える影響が非常に大きいのです。


これを調べるための基本的な方法が「血液検査」「尿検査」


特に、通常の健康診断で行われる血液検査ではなく、70項目以上を測定する栄養解析検査を受けることで、より詳しいデータを得ることができます。


まずは自分の体を知る第一歩として、血液検査を受けてみてはいかがでしょうか?

あなたの栄養状態を知ることで、サプリメントの選び方や食生活の改善にも役立つはずです。

栄養解析検査を受けるには?その手順とポイント




「栄養解析検査ってどうやって受けるの?」と気になる方も多いと思います。

今回は、僕が実際に栄養解析検査を受けた時の流れを具体的にご紹介します。


検査を受ける流れ

僕が栄養解析検査を受けたのは今年の7月。「どこで受ければいいのだろう?」と迷ったときに役立ったのが、オーソモレキュラー医学会の公式サイトでした。

  1. クリニック検索
    オーソモレキュラー医学会の公式サイトのクリニック検索から、最寄りのクリニックを検索しました。たくさんの選択肢が表示されるので、自分の通いやすい場所を選びましょう。

  2. クリニックの詳細確認
    気になるクリニックを見つけたら、そのクリニックの公式ホームページにアクセス。検査内容や料金を確認しました。また、口コミがあれば参考にするのも良いですね。

  3. 予約
    僕は今回、「東京原宿クリニック」という場所に決めました。
    僕は東京に住んでいませんが、その日東京へ行く用事があったため、このクリニックに決めました。予約はWEB予約のみなので24時間予約ができます。

  4. 検査当日
    予約した日にクリニックを訪問。今回は「検査のみ」で予約していたため、採血と尿検査だけを行い、所要時間は15分ほどでした。
    医師の診察や結果の説明が不要な方であれば、「検査のみ」を選択することも可能です。忙しい方には短時間で済むため、おすすめの方法です。

  5. 検査結果の受け取り
    検査結果は後日、クリニックで直接受け取るか、郵送で受け取ることができます。僕は郵送で検査結果を受け取りました。検査結果レポートをオプションでつけることもできるので、検査結果の見方に自信がない方は検査結果レポートのオプションをつけましょう。



検査を受ける際のポイント

クリニック選びが重要
検査内容や費用はクリニックごとに異なるため、事前にしっかり調べることをおすすめします。僕の場合、検査結果の見方がわかるので「検査のみ」を受けられる場所を探し、料金が安いところを条件に選びました。また、調べたい検査項目がすべて含まれているかを確認することも重要です。場合によっては、検査項目を追加する際にオプション料金がかかることもあるため注意しましょう。

予約は早めに
人気のクリニックは予約が埋まりやすいため、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。WEB予約なら24時間いつでも予約ができ、空き状況も確認できるため、スムーズに手続きが進みます。

結果を生かすために医師の説明を活用
検査結果は「見るだけ」で終わらせず、医師の説明を基に今後の生活改善に役立てることが重要です。
今回は「検査のみ」を選び、結果を自分で解読しましたが、正直なところ難しい部分もありました。中には、自信を持てない検査項目も…。
次回は半年後に栄養解析検査を受ける予定なので、その際は医師の診察と結果の説明を受けようと考えています。


実際の検査結果を公開!



僕が受けた血液検査についてお話しします。
今回の検査は、「Aパターン基本セット」に「250HビタミンD」をオプションで追加した、合計約50項目の検査を実施しました。


検査内容と費用

Aパターン基本セット(¥11,000)
詳細項目をみる👈(クリック)
  • 赤血球・貧血関連: WBC(白血球)、RBC(赤血球)、血色素量(ヘモグロビン)、ヘマトクリット、MCV、MCH、MCHC、血小板、網赤血球、白血球像
  • 鉄代謝: Fe(鉄)、UIBC(不飽和鉄結合能)、フェリチン
  • 脂質・糖代謝: HDL-C、LDL-C、TG(中性脂肪)、FFA(遊離脂肪酸)
  • 肝機能・胆道系: GOT(AST)、GPT(ALT)、γ-GTP、ALP、T-BIL(総ビリルビン)、D-BIL(直接ビリルビン)、LDH(乳酸脱水素酵素)、ChE(コリンエステラーゼ)
  • 栄養状態: TP(総タンパク)、蛋白分画、BUN(尿素窒素)、Cre(クレアチニン)、Na、K、Cl、Ca、P(リン)、Mg(マグネシウム)
  • 酵素・炎症反応: CPK、UA(尿酸)、AMY(アミラーゼ)、CRP(C反応性タンパク)
  • 微量元素: 亜鉛、銅
  • 糖代謝・ホルモン: BS(血糖値)、HbA1c、インスリン
  • 尿一般検査

オプション検査(¥5,500):
250HビタミンD


検査の目的

今回、この検査を受けた理由は大きく2つあります:

  1. 隠れ貧血の確認
    健康診断では赤血球やヘモグロビンの値は一応基準値内ですが、低めであることが多く、自覚症状として疲れやすさ、立ちくらみ、爪がもろいなどがありました。これらは隠れ貧血の典型的な症状と言われているため、特にFe、UIBC、フェリチンの数値を知りたかったんです。
  2. ビタミンD不足のチェック
    看護師という仕事柄、日中に太陽光を浴びる時間が少ないこと、また日本人の約98%がビタミンD不足だという医療論文を読んだことから、気になっていました。


結果が届きました!

検査後わずか3日で、自宅に結果が郵送されてきました。
こんなに早く結果が届くとは思わず、驚きです!

今回の結果はこちら👇





検査結果の中で特に気になったのが、フェリチン19.9 ng/mL
この数値は、鉄不足の可能性を示唆しています。




詳しい分析や解釈については、次回の記事でお話ししたいと思います。

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